父がガンになったおかげで、
新しい世界が広がった。
これが3つ目のガンへの感謝ポイント。
新しい世界を開いてくれたガンに感謝
この1ヶ月だけで様々な新しい世界を見せてくれたガン。
QOLが向上している感じがハンパない。
どんな世界を開いてくれたか。
ヨガの呼吸法・瞑想の世界
ヨガなんて小洒落た意識高めな女子がするものだと思っていたし、
呼吸法はちょっと宗教色が強かったりスピリチュアルすぎてあまり接する機会がなかった。
丹田呼吸法については興味があったけれど、
ヨガの呼吸法はちょっと・・・。
だが、父のガンのおかげでヨガの呼吸法に知り合った。
きっかけは子宮頸がんを自力で治した友人の話。
父に呼吸法を受けさせるために、
家族全員で呼吸法のセミナーに参加した。
それ以来、1日1度の呼吸法を一度も欠かしていない。
穏やかになったと言われるし、
瞑想中に驚くほど幸せな気持ちになることもあった。
瞑想は魂にとっての最高の栄養・休息だと知ったし、
毎日の呼吸法が自分のエネルギーレベルをあげられることを体感した。
新しいコミュニティ、人とのふれあい。
僕の実家は愛知の田舎の漁師町だ。
そして父は自営業。
普段から限られた人間関係しかなく、
代わり映えのない毎日だ。
けれど、
ヨガの呼吸法・瞑想を学びはじめて知り合いが徐々に増えてきた。
呼吸法にはフォローアップが毎月1度あり、
そこに参加することで仲良く会話できる人ができてきた。
こうした新しい人とのつながりを、
父は喜んでいる。
目から鱗のケトン体の世界
新しい世界といえば、糖質制限及び
ケトン体の世界。
人間はブドウ糖からのみではなく、
脂肪からケトン体をエネルギーとして利用できる。
ケトン体はブドウ糖の代わりに体全体のエネルギーとして利用でき、
なおかつブドウ糖よりもエネルギーが高く疲れ知らずだ。
昔、ジェームス・スキナーという自己啓発系の書籍やセミナーを出している人の音声をずっと聞いていた。
そこで紹介されていたスチュー・ミトルマンは、
脂肪をエネルギーとして、
1日フルマラソンを3回、
それを11日間連続で行ったというギネス記録保持者だ。
そして、そのチャレンジを終えたあとも疲れを感じておらず、
「もっと走ろうか?」と余裕の顔で言ったらしい。
今思えばそれは、ケトン体をエネルギー源としていたに違いない。
ケトン体を使って生きること。疲れを知らずに生きること。
その新しい道を、僕たち家族は選択し挑戦している。
これもガンのおかげで開けた道だ。
ガンがくれる気づきは日々増える
こんな感じで、毎日のように新しい気づきをくれている。
ガンはきっかけだ。
新しい世界への気づき、
健康、家族の時間・・・。
人生で大切なことをガンはくれた。
ガンは敵ではない。
そもそも、ただ人間に害をなすだけの機能が
進化の過程で生き残れるはずもない。
ガンは何を僕たちに気づかせようとしているのか?
それが大事だと思う。
この先、父のガンが治るのかどうかは不明だ。
でも、
ガンは必要だからそこにいる。
ガンを憎まず、
ガンに感謝できたらいいと思う。
感謝の心は、平穏をもたらす。
ストレスとは真逆だ。
平穏な心は健康にいいだろう。
感謝のこころはすべてを癒す、
そんな言葉も聞いたことがある。
ガンを憎むべき敵と考えるのは、
多大なストレスを生む。
ただただ体にとってマイナスになりかねない。
ガンにありがとう、
だなんてバカなことを言っていると思うかもしれない。
でも、
ガンを憎んだところでメリットなんてきっとない。
ガンは延命装置であり、
ガンは血液の浄化装置。
より生きながらえさせるために存在する、
それが本当の理由だと思っている。
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