寿命は半年?西洋医学とのお別れ。

父の診察の時間がきた。

前回、膵臓がんのステージ2の診断をされた。

1週間後の今日(7/25)、今後の治療方針について主治医と話すことになっている。

 

主治医が話始めた。

「前回の検査の結果、今の体力なら手術が受けられます。

1週間ご家族と話をしていただいたと思うのですが、

どんな方針で行きましょうか?」

と。

 

父が口を開く。

今回は手術は受けません。

 

主治医は、

「ご家族で話し合って、ご本人も納得の上であれば

そのご意思を尊重したいと思います。

ですが、

説明責任もありますのでリスクについてはお伝えさせていただきます。」

 

そう前置きをした上で、

手術は今を逃したら、もう後に受けたいと思っても進行していて

無理だろうと父に伝えた。

そして、、、。

無治療での寿命は半年かもしれません。

予後が悪ければ、余命は半年の可能性があります

そう主治医は言った。

 

さすがに父の顔色が変わる。

 

それでも父は意見を変えなかった。

大丈夫です。手術はしません。」

 

わかりました。主治医が言う。

では、抗がん剤はいかがしましょう?

 

抗がん剤に出来ることは、

延命治療のみになりますが。

 

抗がん剤も大丈夫です。

父は断った。

 

主治医は、

「そうですね。無治療も1つの選択だと思います。

抗がん剤で延命できても数ヶ月ですから、

無治療がご家族の総意であればそれも良いと思います。

ただ、

末期になると腰回りに強い痛みが出てきます。

その時には痛み止めを処方するなど力になりたいので、

今まで通り定期的な検診は続けて行きましょう。

変化も確認が出来るので、

必要であればこちらも精一杯対応させていただきますので、、、。」

 

「ありがとうございます。」

 

親切な主治医だった。

 

父は、

覚悟を決めたように見えた。

 

西洋医学には頼らない。

この先の人生を諦めたわけじゃない。

もともと人間に備わった力で治すことに賭けた

 

とにもかくにも、

もう西洋医学には戻れない。

 

排水の陣だ。

父の免疫力を、人間の本来の力を信じて

やれることをやるしかない。

 

次の検診は約1ヶ月後だ。

そこで血液検査をする。

腫瘍マーカーの数値が一つの判断基準になる。

 

父がやってきた呼吸法や瞑想、

糖質制限などの食生活は良い結果につながってくれるだろうか。

 

全く効果があらわれなかったら・・・。

僕ら家族も、父と一緒に後悔をするんだろうか。

 

いや、心配するのはよそう。

がんはきっと治る

心を穏やかにして、父をサポートし、見守ろう。

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