子宮頸がんを自力で治した友人の話を聞き、
父に呼吸法を学ばせることを決めた。
友人がオススメの呼吸法コースの日程を調べてくれたのだが、
なんと2日後から月に1度のセミナーがスタートするらしい。
さらに、
半年に1度しかないレアな合宿が9日後に開催される。
そう、友人のガンが消えた合宿だ。
「これは、行かせるしかない・・・。」
家族に連絡をとる。
膵臓ガンの発覚は、7月5日(当時)。
呼吸法のセミナーは7、8、9日。
父の精密検査は、10日、12日。
呼吸法、瞑想の合宿は14、15、16、17日。
精密検査結果は18日。
どうだろう、この神がかった予定。
すべての予定が被らずに綺麗に配置されている。
もう行けと言われてるとしか思えない奇跡的な配置だ。
緊急帰国。
そのセミナーに父だけを行かせるわけには行かない。
僕が付き添わなければ・・・。
グアムの宿泊12日分を破棄して、
帰りの飛行機も破棄して、
翌日に緊急帰国することに決めた。
しかし、
直前で取る航空券はどれも高いものばかりで、
片道で7万円以上という高騰ぶりで二の足を踏む。
往復3万円のチケットを購入していた僕には、
この出費はかなり痛い。
が、ここで友人が助け舟を出してくれた。
保有しているマイルを活用して
安くチケットを発券してくれたのだ。
本当にありがたい。
病気の時には人の優しさが身にしみるというが、
それは、家族の場合でも同じなのかもしれない。
7月1日にグアム入りし、7月19日に帰国予定。
7月5日に膵臓ガン発覚。
7月6日に緊急帰国。
結局、今回は一度もグアムの海を見ることもなく、
父の待つ愛知へと飛び立った。
今度グアムへ来る時は、
家族全員連れて戻ってこよう。
いつかではなく、
近いうちに。必ず。
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